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運転免許取得に影響が及ぶ病気とは?

運転免許取得には、条件があります。免許を取得したいけれど、持病があると取得できないのでは…と不安を感じている人もいるでしょう。

ここでは、免許証の取得・更新時の5つの質問、運転免許の取得に影響を与える病気について紹介します。

病気を患っていても、運転免許は取得できる?

先天的な病気がある。もしくは成長の過程で発症した病気があるという人は、運転免許を取得できる条件を満たしているかどうか、不安に感じるものです。

平成26年6月1日に改正されている「道路交通法」に病気を患っている人の免許取得や更新に関する条件が追加されています。

条件が追加されたと聞くと、病気を患っている人は免許取得をしづらくなったのでは…?と思うかもしれませんが、決してそういうわけではありません。

病気だからといって免許取得ができないわけではなく、事故が起こりにくい状況を作れるようなら、病気を患っていても運転できる車両の幅が増えたのです。

免許証の取得・更新時の5つの質問

免許証の取得・更新時には、5つの質問の提出が義務付けられています。質問に対して虚偽の申請を行った場合、懲役刑や罰金刑に課せられるほど、重要なものです。

これらの5つの質問には「はい」「いいえ」で回答します。「はい」と答えた項目があっても、すぐに免許を取り消されるというわけではありません。

しかし「はい」が1つでもあると、主治医に診断書を書いてもらう必要があります。医師が免許を取得・更新しても良いと判断すれば、取得・更新が可能です。

運転免許取得に影響を与える病気

てんかん

てんかん発作を繰り返す、脳の病気です。脳の慢性疾患として知られています。てんかんがあっても免許の取得・更新はできますが「運転に影響を及ぼす発作が、2年以上抑制されていること」「過去5年間に、意識を失ったことがない」などの条件付きでの取得・更新です。

統合失調症

自分の考えや気持ちがうまくまとめられなくなる、精神疾患です。免許の取得・更新は可能ですが、症状が強い場合は免許の取得ができなかったり、特定の期間は免許更新ができなかったりするケースもあります。

低血糖症

血糖値が下がることで、手足のしびれや意識の喪失が発生します。症状は人それぞれなので、医師が診断し、その結果を踏まえて免許取得や更新の可能・不可能が判断されます。

そううつ病

精神の安定が自分自身でコントロールできなくなる病気です。運転できる状態かどうかは、医師の判断によって決定します。

再発性の失神

脳の虚血で意識障害をもたらす病気です。病気の種類や医師の診断で交付の有無が判断されます。

睡眠障害

眠気の症状を呈する睡眠障害があっても、免許の取得や更新は可能です。しかし重度であると判断されると、免許の拒否・保留・取り消し・停止となる恐があります。

聴覚障害

音を聞く・感じる部分に何らかの障害があり、聞こえない・聞きづらいと感じる状態です。ワイドミラーを装着すること、聴覚障害者標識を表示することにより、普通自動車以外の運転も可能です。

まとめ

病気を患っていても、運転免許の取得は可能です。しかし取得にあたって医師の診察を受けたり、適した治療を行ったりすることが求められます。

場合によっては免許取得が不可と判断される場合もあるため、取得にあたっては病気の状態や治療方法をしっかりと見つめ直してみてください。

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