運転免許の視力検査に落ちたらどうなるの？

運転免許を取得する際には、適性検査の一つとして、かならず視力検査を受ける必要があります。いかに学科の勉強や運転技術に自信があろいうとも、視力検査で所定の基準をクリアできなければ、いつまでも運転免許を取得できません。運転免許取得と視力検査の関係についてまとめました。

運転免許取得時の視力検査とは？

運転免許証を取得する際には、適性検査の一つとして視力検査を受ける必要があります。実際に公道を運転する際、各種の判断基準となる情報を収集する要が視力。視力は安全運転を行うための重要な要素である以上、運転免許取得時の視力検査は必須となります。

なお、視力の合格基準については、取得する予定の自動車免許の種類により異なります。たとえば「普通第一種免許」や「龍型第一種免許（8トン限定中型）」などの一般的な運転免許であれば、「両目で0.7以上、かつ片目それぞれ0.3以上」です。また、「大型第一種免許」や「中型第一種免許（限定なし）」などの場合には、「両目で0.8以上、かつ片目それぞれ0.5以上」と、やや基準が厳しくなります。

視力が基準に達しない場合には、眼鏡やコンタクトレンズを装着し、視力を矯正した上で同じ基準をクリアする必要があります。

視力検査に落ちるパターンは2つ

裸眼の場合

「自分は視力がそんなに悪くない」という思い込みを抱いたまま、特に日常生活に不便はないとの理由で眼鏡やコンタクトレンズを使用してこなかった方は、免許取得の際にも裸眼で視力検査を受けることになるでしょう。

しかしながら、実際にかつては視力が良好だったとしても、パソコンに向き合う仕事などをしている方は、視力が低下している可能性を否定できません。もし裸眼で視力検査を受けた結果、視力基準をクリアできなかった場合には、眼鏡またはコンタクトレンズを作り、視力を矯正した上で再検査を受けることになります。

眼鏡やコンタクトレンズを着用している場合

日常的に眼鏡やコンタクトレンズを使用している人や、使用していなくても視力に自信がないために眼鏡などを保有している人は、免許取得の際、眼鏡などで視力を矯正した上で検査を受けることになるでしょう。

しかしながら、たとえ普段から眼鏡やコンタクトレンズを使用していたとしても、条件によっては視力が悪化していくことがあります。「見えなくなってきたから眼鏡を作りなおした」という人も多いのではないでしょうか。

もし眼鏡・コンタクトレンズを着用して検査を受けても、視力基準をクリアできなかった場合には、より度数の高い眼鏡・コンタクトレンズを作りなおし、再度視力検査を受けることになります。

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まとめ

人は、いわゆる「五感」から外部の情報を取得しますが、取得した情報の約8割は視覚からの情報だと言われています。つまり、視覚に問題があれば、外部の情報の大半を取得できないということです。

自動車の運転は、外部の視覚的な情報を脳で整理し、適切に手足の筋肉を動かすという行為です。大前提となる視覚での情報取得に問題があれば、安全な運転はできません。

運転免許を取得する際の視力検査の重要性をよく理解し、必要に応じて眼鏡・コンタクトレンズを用意するようにしましょう。

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